当社は、音・振動や画像の基礎技術とこれらの情報処理技術(信号処理・画像処理・パターン認識・ニューラルネットワーク(NN)など)、及びこれらを応用した検査装置製造ノウハウを総合して、製造工程における検査装置や研究・開発部門における分析装置を製造・販売しています。
製造工程における検査装置としては、異音検査・目視検査(割れ・打痕等)を自動化する異音検査装置や目視検査を自動化する外観検査装置などのパターン検査装置 StaVaTester(スタバテスタ)シリーズ を製造・販売しています。
製造ラインでご使用いただく場合は、県内マテハン企業と連携したご提案が可能です。
異音検査は、製造工程で製品が正常か異常かを製品の音や振動から判定する検査です。しかし実際の現場では
・製品のばらつき
・短時間だけ発生する異音
・周囲騒音
などの理由で思うように自動化できないケースが少なくありません。
当社では、このような課題の解決を目指して完全自動化を可能とする製品検査用異音検査装置StaVaTesterIW(スタバテスタ・アイ・ダブリュー)を開発しました。
StaVaTesterIW
異音検査を自動化するときに、次のようなことでお困りではありませんか。
良品のばらつきが大きいと、閾値が緩いと不良品の流出につながり、厳しいと良品をNG判定することになり、妥当な閾値の設定が難しくなります。
1回転に1回瞬間的に異音が出る場合、スペクトルにはこの兆候が表れないことがあり、NG判定ができなくなります。
当社の異音検査装置はこのようなお困りごとを解決できる以下の特長を持っています。
当社の異音検査装置は、良品のスペクトルの統計解析を行いその統計的な特徴を基に良否判定をします。このため、人工物にありがちな製品のばらつきを吸収して安定な検査を可能にします。一方、1つの良品と比較する方法ではばらつきに対応できません。
当社の異音検査装置は統計的な方法で良否判断するため、良品と不良品の違いが明徴になります。よく使われるパターン認識の方法ですと良品の場合は0.8~1でそれ以下であれば不良品といったように良否判定の比率が非常に小さいことがよくあります。しかし、当社の方式では検査レシピ作成時には良品と不良品で10倍程度の比にすることは容易です。このため、実際の検査では良否を精度よく判定することができます。
収集データの分析方法として、FFTを使用するスペクトル解析を行います。また、回転機械などでは回転ごとに短時間の不具合現象がよく発生しますが、従来のスペクトルではこの現象を見逃す場合があります。そこで、当社では独自開発した回転周期を等分割して狭い範囲のスペクトルを計算する区間スペクトル法を使用し、1回転に1回生じる突発性の現象もとらえることができるようになりました。もちろん、普通の不具合は従来と同じように検出できます。
下図のように、良品の平均スペクトル(赤線)とワークのスペクトル(黒線)の違いを確認できる機能があり、良否でどこが違うかを確認することができます。なお、下の方の青線は良品と不良品の差の絶対値です。
良品と不良品のスペクトルと良否差
重工メーカーの研究部門で騒音・振動の基礎研究を行うとともに、産業機械の騒音対策、各種異音検査装置を開発することで培った計測と信号処理などの専門知識を使用して、音や振動の計測に関してご支援することができます。
当社の異音検査装置はワークのスペクトルと良品の平均スペクトルとの類似度を計算します。この類似度は0~1の値の実数で、1に近いほどワークのスペクトルが良品に近いことを示します。そこで、閾値を設定して閾値以上ならばOK、閾値未満ならNGと判定することで良否検査が可能です。
更に、類似度が大きければより良い良品と考えられますので、品質評価にも使えます。例えば、いつもより類似度が小さくなると前工程で何か問題が発生している可能性があります。また、常に類似度が大きくなるように製造調整を行えば、高品質を保つことができます。
また、この方式は良品と似ているかどうかを検査する方式ですのであらかじめ発生する異音をすべて準備しなくても良品と差があればNG判定ができます。
モーター、ギア、ベアリング、ファン、ポンプなど、回転機械の異音検査に対応しています。
また、衝撃音や断続的な異常音など、従来のスペクトル解析だけでは判定が難しい現象にも対応できます。
当社ではスペクトルの各成分の標準化変量(良品の平均値に近いかどうかを示す統計量で平均値±3σの±3が標準化変量値)の大小を基に良否を判定します。このため、良否の判定が明瞭にできます。実際、スペクトルを比較すると良品よりも良いように見えても、標準化変量を比較すると不良品には標準化変量の値が大きい周波数が存在します。
当社ではスペクトルの各成分の標準化変量(良品の平均値に近いかどうかを示す統計量で平均値±3σの±3が標準化変量値)の大小を基に良否を判定します。このため、良否の判定が明瞭にできます。実際、スペクトルを比較すると良品よりも良いように見えても、標準化変量を比較すると不良品には標準化変量の値が大きい周波数が存在します。
通常の解析では、一瞬の異常音が平均化されて見えにくくなることがあります。
当社では、音の変化を時間の流れに沿って確認できる独自の解析方法も用意しています。
これにより、従来は見逃されていた異常が見つかる場合があります。
異音検査では、レシピ作成が良質なデータ収集とともに重要です。
当社では、判定結果だけでなく「なぜその判定になったか」を確認しながら調整できるため、効率よくレシピを作成できます。
必要に応じてレシピ作成もサポートします。
StaVaTester方式の検査原理を使用する異音検査と傷検査を自動化する装置です。高速・高精度の検査が可能で、容易に検査レシピを作成することができます。
能動型異音検査装置を使用すると、傷などの表面・内面検査が可能です。受動型ではエンジンやギアなどの良・不良を検査することができます。
オプション機能として製品品質の傾向分析機能もあります。
StaVaTester方式の検査原理を使用する目視検査の自動化装置です。高速・高精度の検査が可能で、検査レシピを容易に作成することができます。平均的には、検査レシピ作成用の画像があれば、数分で検査レシピを作成することができます。
製造工程における外観検査や異音検査を高精度で行う自動検査装置が求められています。
当社は高精度検査を可能にする技術を開発し続けています。これまでに、99.99%以上及び99.999%以上の検査精度を実現した検査方法も開発しています。StaVaTester方式の検査精度はこれを超えることも可能な性能を持ちます。
StaVaTester方式を使用する検査装置は汎用性が高いため、検査ソフトのカスタマイズをそれほど必要としません。このため、安価に検査装置を製作することができます。
異音検査装置では、品質の良否に対応する類似度や良品率・不良品率の傾向を分析することができ、類似度の逐次推移、類似度・良品率・不良品率の日平均推移、週平均推移、月平均推移を分析・表示することができます。
これにより、製造品質が低下していないかどうかを確認することができます。
以下のステップで導入頂けます。
1)検査可否の簡易評価
異音検査装置の場合は、サンプルをお送り下さるか、サンプル波形データ(waveファイル)をお送り下されば、検査可否を当社にて無償で評価致します。
外観検査の場合は、サンプルをお送り下さるか、サンプル画像ファイル(bmpファイル、jpgファイル、pngファイルなど)をお送り下されば、検査可否を当社にて無償で評価致します。
2)実用可能性評価(N増し)
簡易評価で検査可能であることが確認できると、当社のデモ機を無償にてお貸出し致します。デモ機を使用して実用可能性を評価して下さい。デモ機は簡単に使用できます。
3)検査装置設置
検査機能をカスタマイズするなど、必要な作業を行った上で検査装置を製作致します。検査に関してはデモ機と全く同じ処理を行いますので、実用可能性の評価結果がそのまま反映されます。